ルートの目安表について

やますぐでは、ルートの目安表というものが存在しています。

このルートの目安
体力レベル     (3.5)
むずかしさ     (3.0)
おすすめ度     (4.5)
登山時間 【登り】200分 【下り】150分
参考コースタイム 5時間50分 (日帰り)
【標高差】約850m /【距離】約9.2km
中級レベル
ルートの目安表の例

この目安表は、私自身が登山者にわかりやすく説明するために作ったもので、独自に基準を設けています。

このページでは、ルートの目安表について詳しく知りたい方向けに解説していきます。

おすすめトレッキングポールのアイキャッチ
  • トレッキングポールを選ぶときのコツがわかる!
  • 自分好みのトレッキングポールが見つけられる!
  • 価格やブランドごとに探すことができる!
もう迷わない!トレッキングポール選びに悩んだらこれを読めばOK!


この記事を書いたひと
  • 登山歴8年で週末はいつも山なひと
  • 富士山が好きで全ルート日帰りで踏破
  • 国内最難関の表妙義縦走ルートも経験済
  • 山グッズを大量に持っており知識が豊富
スグルです


各項目について

ルートの目安表に関しての解説です。

やますぐのルートの目安表は、長年登山をしている私が独自に基準を作っています。

季節について

難易度表の季節については、当然ながら無積雪期を想定しています。

積雪期に関しては、その旨を表記したうえで記事ごとに難易度表に反映していきます。雪山は、トレースがあるかないかでも難易度がまったく変わるので、基本的にはトレースありで考える予定です。

体力レベルについて

体力レベルに関しては、基本的には標高差で決めています。

私が長年登山をした経験をもとに、独自に基準を作っており、★の表では標高差が約150mずつアップするようにしています。

星のランク標高差
(1.0)標高差149m以下
(1.5)標高差150m~299m
(2.0)標高差300m~449m
(2.5)標高差450m~599m
(3.0)標高差600m~749m
(3.5)標高差750m~899m
(4.0)標高差900m~1049m
(4.5)標高差1050m~1119m
(5.0)標高差1200m以上

一般的には、標高差1200mは一日かかると思いますので、これ以上のレベルはざっくりまとめて★5としています。強い人は、2000mでも3000mでも日帰りで行けると思いますが、ごく一部なので、あくまで一般人基準としています。

また、距離に関しても考慮していて、他ルートより長い場合なんかは少し★上げをしています。

むずかしさについて

むずかしさは、鎖場や急登や標高などを踏まえて、ざっくりと決めています。

私もいろいろな書籍やネット情報などで、難易度の表を見たことがありますが、どれもバラバラでこれほど主観的な基準はないとおもっています。

なので、このサイトのむずかしさに関しても、あくまで主観的・参考程度とお考えください。

おすすめ度について

おすすめ度は、完全に私の主観です。

景色が良いとか、登山道がしっかり整備されていてのぼりやすいだとか、そういったことを考慮して考えています。個人的な好みに偏ってしまわないように考えていますが、ときどき私情が入っているかもしれません。

〇〇レベルについて

初級レベル中級レベルなどは、体力レベルとむずかしさを総合して決めています。

基本的な考え方は、以下の通りです。

標高差600m以下 初級レベル
標高差600m~1200m 中級レベル
標高差1200m以上 上級レベル

急登が続くことや鎖場があるなど、技術や経験が必要なものは少しプラスして考えています。

ちなみに、この表に関しては私独自の考えがあって、この標高差をのぼれればそのレベルに達しているという意味ではありません。

例えば、「★3で標高差600mをのぼれれば、その人の実力は中級レベル」というわけではなく、あくまで、「体力的に余裕があって、翌日に筋肉痛などにならなければクリア」としています。

余裕でのぼれるならそのレベルをクリア、苦戦するようなら未クリアです。

標高差600mを難なくのぼれるなら、中級レベルに達しているという考え方をしています。

鎖場があるものは、基本中級レベル以上として考えていますが、登山と鎖場の経験値は全く別なので、ここは難しいところですね。

所要時間について

登山の所要時間は、独自に計算式を作って決めています。

標高差300m=のぼり1時間、くだり45分

上記を基準にし、これに距離などを加えて独自に算出しています。

ただ、基本的には登山時間は少し長くなるように設定しています。

登山時間に関しては、ネットや書籍情報でもかなりバラつきがありますが、「基準を合わせるなら遅いひとに」とおもっています。目安の登山時間より早くのぼれる分には、問題ないと思うので。

トレランなどをやっている速いひとなんかは、このサイトの登山時間の半分以下のタイムになるとおもいます。

ある程度登山に慣れてくれば、自分の「1時間あたりでのぼれる標高差」がわかってくるはずです。実力がわかってきたら「標高差と距離のデータ」のほうをみて、自分でどのくらいでのぼれるか考えてみてください。上級者はみんなそうしているとおもうので。

体力は落ちるもの

一度そのレベルをクリアしたからといって、ずっとそのままではありえません。

体力や筋力は、かならず落ちるものです。

頻繁に山をのぼっているひとや、常日頃から鍛えているひとは問題ないでしょうが、このレベルをクリアしたからといって甘んじないようにしましょう。

体力のチェックは定期的に行ってください。

でなければ、この表は意味を成しえません。

まとめ

この表は、登山者にわかりやすく説明するために作ったものです。

私独自の基準なので、他のひとと考えが違う部分はあるとおもいますが、大きくは狂っていないはずです。そのように設定しています。

登山時間やむずかしさなどは、基本的にゆるめにつけていますので、あくまで参考程度としてよろしくお願いいたします。