この記事はプロモーションが含まれています
悲しみの赤岳 : 真教寺尾根~県界尾根ルートで登る

八ヶ岳の赤岳を「真教寺尾根~県界尾根ルート」でのぼってきました。
結果から言うと、非常に悲しい登山となりました。今回は、赤岳登山の様子をお届け。地図とルートも解説します。
赤岳の登山ルート情報

赤岳には、いろいろなルートがあります。
一番メジャーなルートは、西側の美濃戸口からですが、今回は東側のルート。真反対ですね。
行きは「真教寺尾根ルート」で、帰りは「県界尾根ルート」でのぼってます。(※地図は拡大できます)。
距離と標高差

距離と標高差は以下の通り。COROSアプリにて計測してます。
| 累計標高差 | 約1575m |
|---|---|
| 距離 | 約15.59km |

どちらも尾根伝いのルートなので、比較的わかりやすいルートかと。
美しの森駐車場
スタート地点はここ。美しの森駐車場です。
駐車場は広く、トイレも完備。ハイシーズンとかじゃなければ、いつでもとめやすいかとおもいます。
赤岳の登山レポート

ここからは、実際に赤岳をのぼった様子をお届け。
サクッとのぼれるはずが、まさかの悲惨な結果となりました。
簡単に登れると思ってたのに・・・
序盤はかなりゆっくりのぼりました。
最初の1時間で登った標高差は440mちょっと。ただし、この時点でわりときつく、かなりショックでした。やはりというかなんというか、水が重すぎてペースがあがりません。
標高差1500mくらいなので、サクッとのぼれるとおもいましたが全然でした。
私は最近トレランをやっていて、直近だと標高差1200mで2時間程度(登り)で行けてます。なので、1500mなら2時間半~3時間くらい(理論値)かなと自分では予想してましたが・・・。結果は下記掲載。
水の量多すぎ問題
私は、普通の人より水を飲む量がかなり多く、今回は約3リットル持参してます。
| 650ml × 4本 |
| 500ml × 1本 |
| 合計 3.1㍑ |
なんなら、これでもちょっと足りてません。あと500mlで丁度良い感じ。
これが重しとなってしまい、ペースが全然あげられませんでした。1200mをトレランするときは3本だったので、完全な脚力不足ですね・・・。
鎖場が登場

赤岳の頂上が近づいてくると、鎖場が連続します。
鎖場の難易度は「中級」程度。片方は鎖を握り、もう片方は岩をつかむという、一番基礎的なスタイルでどこものぼれます。難しい所はありません。
ただ、かなり垂直なのと高度感があるので、中級者以上向けになるかと。ほんとに最後のほうに出てくるので、疲れた状態でこの鎖場はかなりきついですね。
なので、安全を見るならやっぱり上級者向けかなとは思います。技術的な難易度はそんなでもないんですが。
赤岳の鎖場に見る地元のヤバさ
なんとなく赤岳の鎖場を登っていて、「やっぱ西上州って頭おかしいな」って思いました。
私の地元の西上州(群馬の西南)エリアには、鎖場がたくさんあります。有名なのは妙義山ですが、この辺には妙義山レベルの鎖場がゴロゴロしてます。
「のぼりにくいし、怖いし、命がけ。」
西上州の鎖場は、鬼畜難易度のオンパレード。この辺一帯の制作者が同じなのか、どこも基本似てますね。里山だと油断してると、急にヤバい鎖場がきたりします。
やっぱ、赤岳くらいの鎖場の難易度が一番のぼりやすくていいですね。難しすぎず、簡単すぎず、鎖場のヒリヒリした感じが味わえて。これくらいが丁度良いと思います。
高山病にかかる

鎖場後半を登ってる最中、立ち眩みがしました。
空気の薄さを感じていたので、高山病だとすぐにわかりました。まさかこの標高(2800mあたり)でなるとは思いませんでしたが、私は体質的にあんま強くないのかもしれません。
こんなところで落ちたら助からないので、深呼吸しつつ慎重にのぼりました。深呼吸してからは、立ち眩みはなくなりました。深呼吸大事。
前泊したホテルで全然ちゃんと寝られず、1時間置きくらいに何回も起きてしまったので、その辺の体調が影響したかもしれません。
頂上は絶景だけど・・・

頂上は絶景でした。
が、感動も達成感も全くありませんでした。頂上についたのは、登山開始から4時間ほど。3時間はきるとおもっていただけに、めちゃくちゃショックでした。
あまりの遅さ(トレランとして)に絶景やのぼった達成感よりも、悲しさが上回りました。こんなことあるんだな。悲しさで景色の感動がまったくなかった。
遠くに蓼科山が見えたことで
やますぐあぁ、やっぱ八ヶ岳なんだな
とか思ったくらい。景色の感想はほんとそのくらい。


富士山もよく見えるんですが、こっちのルートは駐車場からずっと見えるので・・・。
高山よりも低山


頂上で周りの景色を見て、やはり私は「高山よりも低山が好き」ということ再認識しました。
上の写真のような「森林限界の稜線歩き」は、まさに登山の華だと思いますが、私はあんまり好きじゃありません。なんかぴんとこないんですよね。


私が好きなのはこういう「森!」みたいな登山道がずっと続くところです。
「ひたすら森を歩き続けて、気付いたら山頂」みたいな。そういうのが好きです。あんまり共感得られないと思うけど。わかる人いますか?



モクモクと歩くのが好き
ヤバすぎる県界尾根


帰りは県界尾根から行きましたが、頂上直下は凍結していてとってもスリリング。
11月後半でしたが、雪と氷と鎖。それも下山なので、結構大変でした。こんなに凍結してるとは思わなかったので、だいぶタイムロスしちゃいましたね。
のぼりで県界尾根を行く場合、後半かなり鎖場が続くので、このルートもめっちゃしんどいと思います。くだっていて「ここのぼりたくねぇなぁ・・・」と思っちゃいました。
県界尾根は、序盤こそゆるやかですが、途中にとんでもない激坂があるのと、後半は鎖場地獄ですね。きついぞこれは。
「ゆるやか→激坂→ゆるやか→鎖場地獄」
こんな感じですね、県界尾根は。
帰りは走れた


のぼりは散々でしたが、帰りはちょこちょこ走れました。
尾根道と登山口付近は比較的走りやすいので、トレランに向いているルートだと思います。ただ、私は膝が悪いので、最後のロードは歩いてます。※コンクリ走行禁止してます。
結果的には、「体力的に余裕はあったけど、身体がついていかなかった」という感じ。
水が重いのもそうなんですが、もうシンプルに体重が重すぎる(80kg)のだと思います。体重の限界を感じました。
80kgのトレイルランナーなんているんだろうか。トレランの実力としては最底辺だと思ってますが、やはりもっと体重減らさないとなぁって感じです。
赤岳をのぼったあとも、悲しさだけが残りました。達成感とかは何もなく、ただただ悲しみ。そのうち登ったことも忘れそうな勢いです。めちゃくちゃ良い山なのに。
赤岳総評 : 体力さえあれば登りやすい


赤岳は、体力さえあればのぼりやすい山です。
八ヶ岳は、「初心者でものぼりやすい高山」として有名ですが、標高が高いので色々と注意が必要です。気候の変化や高山病には特に注意。
今回私が紹介した「真教寺尾根・県界尾根ルート」は、初心者には絶対におすすめしません。たとえ泊りでも。疲れやすい後半に壁のような鎖場が連続するので、集中力を切らすとまずいです。
現に、赤岳の山頂付近ではよく滑落事故が起きてます。
疲れや高山病でふらつく可能性もあるので、ギリギリのぼれるくらいの人が来ると危険です。
鎖場の基礎を習得し、体力を磨き上げれば、比較的容易に日帰り登山しやすいルートではあります。道標は若干わかりにくいものの、どちらも尾根伝いに行くのでルート自体はわかりやすいかと。
みなさんここをのぼるなら、めちゃくちゃ体力をつけてから行ってくださいね!

