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富士宮ルート徹底ガイド!富士山最短ルートの特徴と3つの攻略法

富士山の富士宮ルートを解説します。
富士宮ルートは、富士山で2番目に人気のある登山ルートで、頂上まで最短でアクセスできます。山小屋も多めなので初心者でも挑戦しやすいですが、傾斜がやや急なので転倒には注意が必要です。
今回は、富士宮ルートの特徴や攻略ポイントについてもお伝えします。この記事を読めば、富士宮ルートがどんなものかよくわかるはずです。ぜひ参考にしてください。
富士宮ルートとは

富士宮ルートは、富士山で2番目に人気なルートです。
このルートは富士山の南側に位置し、静岡県側の玄関口としても有名です。5合目からのぼるルートとしては最短なため、吉田ルートに次いで人気があります。
ルートデータ

こちらは富士宮ルートの登山データになります。
富士宮ルートは、全ルート中もっとも頂上までの距離が短いため、サクッとのぼりたいひとにはオススメです。とはいえ、標高差はかなりあるため体力は必要ですね。
また、地図を見ての通り、行きと帰りの登山道は同じなため、渋滞には注意が必要です。ご来光時や連休などは、渋滞で遅くなる可能性がある点には注意しましょう。
富士宮ルートの特徴
ここからは富士宮ルートの特徴を解説します。
頂上まで最短

富士宮ルートは、頂上まで最短でアクセスできるルートです。
それぞれのルートの頂上から、富士山の最高点である剣ヶ峰までは、富士宮ルートがもっと近くなっています。
馬の背
剣ヶ峰の手前には、"馬の背"と呼ばれる急な斜面があります。
ここが最後の難所です。足場が滑りやすく、空気が薄いこともあり、多くの登山者が苦戦しています。

いわゆるラスボスってやつ
とはいえ、富士宮側からはゆっくり行っても30分は掛からないため、じっくりと攻略していけば問題なくのぼれるとおもいます。
山小屋が多め


富士宮ルートは、山小屋が豊富にあります。
吉田ルートほどではありませんが、十分すぎるくらいの数があります。山小屋では食事や売店があり、トイレもあります。
ルート上にすごくバランスよく配置されているので、休憩ポイントとして利用するとリズムが作りやすいでしょう。
神社と郵便局あり


富士山の頂上には、神社や郵便局があります。
富士宮側は「浅間大社の奥宮」や「頂上郵便局」が近いので、これらを利用したい方にとっては大きなメリットとなります。
人気の吉田ルートや須走ルート側からは真反対に位置しているので、これらの施設を利用したいひとはオススメなルートです。
行きも帰りも同じ道
富士宮ルートは、行きも帰りも同じ登山道です。
特に御来光時や連休などは、すれ違いが困難になる場所もあるため、渋滞には注意が必要です。
傾斜がややきつめ
富士宮ルートは、富士山の登山道のなかでは傾斜がややきつめです。
といっても、一般的な登山道に比べれば十分ゆるやかなので、そんなに構える必要はありません。ただし、長丁場になるので安全には十分注意しましょう。
富士宮ルートの攻略方法


富士宮ルートの攻略法をお伝えします。
攻略のポイント
- 深呼吸する
- ゆっくりのぼる
- 下山は慎重に
深呼吸しよう
富士山では、深呼吸がとても大事です。
深呼吸をすることで、体を高度に順応させることができます。一番基本的な高山病対策ではありますが、とても有効な方法です。
富士山では、しつこいくらい深呼吸をすると良いでしょう。


油断は禁物


アホみたいな話ですが、私は開始5分で高山病になったことがあります。



富士山3度目の私に高度順応など不要!!
ーーーーー 5分後 ーーーーー



うっ、頭が・・・!
バスの発着所のすぐ隣の階段をのぼったら、一瞬で頭痛になりました。慣れてるからといって油断は禁物です。深呼吸は大事。
ゆっくりのぼろう
ゆっくりのぼるのは、とても賢い選択です。
富士山では高山病対策にもなるため、できるだけゆっくりのぼりましょう。
歩幅を一定に保つ


ゆっくりのぼるには、歩幅を調整すると良いです。
実際に歩いてもらうとわかりやすいのですが、この歩幅だとペースを速くしてもなかなか前に進みません。
漠然と「ゆっくり」を意識するよりも、目に見える歩幅を意識するほうがペースはコントロールしやすいです。この歩幅は富士山に限らず、登山全般にオススメなのでぜひやってみてください。
下山は特に慎重に
下山は特に慎重に下りましょう。
富士宮ルートでは、実際に下山時の転倒による死亡事故が起きています。
吉田ルートの下山路だと、転倒してもさほどケガはしないとおもいますが、富士宮ルートは岩がゴツゴツした場所が多いため、転倒すると大ケガに繋がりやすいです。
他のルートとは違い、富士宮には下山用のルートがないため、慎重に下ることを心がけましょう。
実際の登山の記録


私が実際に富士宮ルートをのぼった時の記録です。
このルートをのぼろうとしているひとは、参考にしてください。
行動時間
私の実際の行動時間は以下の通り。
- のぼり4時間
- くだり2時間
休憩はほぼしていません。途中で立ったままカロリー摂取したくらいです。
くだりはサクッと2時間ほどで降りましたが、終始太ももに負担がかかるため、筋力のあるなしで時間はかなり変わってきそうです。
ゆっくりスタート
当日はゆっくり9時半スタートにしました。
私は自分のペースはだいたいわかっているので、どの山もあまり早い時間帯にはのぼりません。富士山でもたっぷり寝てから行きました。
おかげで調子よくのぼれて、初めて高山病にもなりませんでした。



毎年やんわりと頭痛になってましたが、今回はなし!
私はロングスリーパーなので、特に睡眠は高山病に大きく関わる要素なのかなと思います。
ペース
私はこのペースを最後まで維持しました。
登山道の傾斜によっても変わりますが、富士宮ルートではこのペースが私にとっては丁度よく、これなら鼻呼吸で剣ヶ峰までスムーズにのぼることができました。



このペースを維持できれば4時間前後で着きます
鼻呼吸or口呼吸
ペースを保つには呼吸も大事です。
一番わかりやすいのは「鼻呼吸できるか」どうか。私はこれをひとつの基準として登山をしています。
要は、「口で呼吸しなきゃいけない」ようではオーバーペースということ。
鼻呼吸で登山をするには、ある程度の強い心肺機能が必要です。
なので、普段から鍛えていないとなかなか難しいですが、ペースを計る目安としてはとてもわかりやすくてオススメです。歩幅と呼吸を意識すれば、安定した登山ができます。
必ずしも、口呼吸=オーバーペースというわけではないですが、ひとつの目安になります。
足が止まってしまうくらい息切れするペースは論外です。自分の呼吸が苦しくならずに維持できるのが理想のペースなので、ぜひ見つけてみてください。
食べ物
当日に食べたものは、以下の通りです。
- チョコレート2枚
- チョコパイ2個
チョコレートは糖質を効率良く吸収でき、登山でのカロリー摂取としては定番ですが、私は単に美味しいから好きで食べています。


なかでも、ガーナのチョコレートは味が良いのでオススメです。
お菓子系のチョコレートは第一原料が「油脂」なことも多いのですが、ガーナは「砂糖」なので、カロリー吸収としても非常に優れています。



色々試したけどやっぱりガーナが1番!
ゆっくり慎重にのぼろう
富士宮ルートの攻略方法について解説しました。
攻略のポイント
- 深呼吸する
- ゆっくりのぼる
- 下山は慎重に
これらのことを意識すれば、富士宮ルートを攻略できるはずです。ぜひ参考にしてみてください。