登山でよく使う筋肉や、筋肉痛になる場所を知りたいというお悩みはありませんか?
登山の翌日に思わぬところが筋肉痛になってたりしますよね。登山でよく使う筋肉の場所を知っておくと、事前に対策することも可能になります。
この記事では、登山で使う筋肉の場所と筋肉痛になりやすい場所について、以下の3つのポイントをお伝えします。
- 登山でよく使う筋肉の場所
- その場所を鍛えることで得られるメリット
- 筋肉痛になりやすい場所ベスト3

登山で使う筋肉に詳しくなれるかもしれませんよ!
登山でよく使う筋肉の場所とメリット


ここでは登山でよく使う筋肉とメリットについて、解説していきます。
- 登山ではどの場所の筋肉を使うのか?
- その場所に筋肉がつくとどういうメリットがあるのか?
お尻
登山では、お尻(大臀筋)の筋肉が鍛えられます。
私が登山を始めてから体の変化を感じたのは、最初はお尻でした。お尻は日常生活で鍛えにくい場所でもあるので、登山をすることで急激につく筋肉ですね。
- 引き締まったイイお尻になる
- 脚長効果を得られる
登山は、めちゃくちゃヒップアップ効果があります。美尻を目指すなら登山です。
美尻というと女性だけと思われるかもしれませんが、男性にとっても筋肉質なお尻というのは、異性に見られるポイントでもあります。セクシーなお尻が好きなのは、何も男性だけではありません。
お尻が垂れているとそれだけでも老けてみえますし、色々とメリットのある場所だと思います。



私もプリケツです!
太もも
太ももは、登山では一番よく使う筋肉です。
具体的には、太ももの前(大腿四頭筋)と後ろ(ハムストリングス)が、両方とも鍛えられます。
「太ももを鍛えると足が太くなってしまう」と誤解されがちですが、実際には引き締まった脚になるので、スリムに見えることがほとんどだと思います。
- 大きい筋肉なので基礎代謝がアップしやすく、脂肪が燃えやすくなる
- 引き締まったバランスの良い脚になる
- 足腰が強くなり、日常生活が楽になる(特に階段など)
基礎代謝がアップするという点ですが、これには理由があります。
大腿四頭筋(太ももの前)は、全身の中でも最も大きい筋肉といわれています。
つまり、全体の筋肉量をアップさせるには最も効率が良いんですね。筋肉量がアップすれば、基礎代謝もあがり、脂肪が燃えやすくなるという仕組みです。
また、登山では前後バランスよく筋肉がつきますので、カモシカのような脚になります。
ふくらはぎ
ふくらはぎの筋肉もよくつきます。
ふくらはぎは、第二の心臓と呼ばれていることをご存知ですか?
膨らんだり縮んだりすることで、心臓のように血流を送り出すポンプの役割があるんです。そのため、第二の心臓と呼ばれています。ふくらはぎは心臓から離れた場所にあるため、鍛えると血流の改善に効果があります。
- 血流が良くなり、冷え性などになりにくくなる
- 立つ動作が楽になる
ふくらはぎの筋肉は、立ちの動作にも関係しており、鍛えると立って行う動作が楽になります。
ちなみに、登山ではかなりつきやすい筋肉で、友人はみんな例外なく太くなりました。女性には嬉しくないと思いますが、登山をする以上はあきらめるしかありません・・・。
基本的に筋肉がつくことにはメリットしかありませんが、ふくらはぎに関しては唯一「足が短く見えてしまう」というデメリットが存在します。脚のバランスが悪くなってしまい、結果的に足が短く見えるんですよね。



私は細いズボンだと履けないくらい太くなりました・・・
体幹
登山をすると、体幹も鍛えられます。
体幹とは、胴体の複数の筋肉群を指したものですが、大雑把に腹筋と背筋と覚えてしまって問題ありません。
- 姿勢が良くなる
- 体のバランスが良くなる
体幹があるとブレない体になり、姿勢も良くなります。
登山をある程度やりこんでいる人は、歩行の安定感が違います。強い人は歩行に安定感がありますね。
胸
胸は、トレッキングポールを使うことでつく筋肉です。
登山で使う杖ですね。足腰が弱かったころに、よくトレッキングポールに負担してもらっていたので、相当な筋トレになったようです。



私はトレッキングポールを使っていただけで、胸筋を動かせるようになりました
胸を鍛えるメリットとしては、以下が挙げられます。
- 男性は分厚い胸板が手に入り、シャツを着た時などにカッコイイ見た目になる
- 女性はバストアップの効果が見込める
胸の筋肉がつくことで、男性はメリハリのあるカッコイイ体になります。
胸筋は、外見で特に目につきやすい場所でもあるので、ここを鍛えるとたくましい印象を与えることが出来ます。
スポーツをやっている人でも、胸筋が発達している人は少ないので、他人と差をつけたければおすすめの筋肉ですね。異性からも人気の高い筋肉ではないでしょうか。
女性は、バストアップの効果が期待できます。これは、胸の土台となる部分を筋肉で盛り上げることにより、物理的なバストアップの効果が見込めるということですね。



そんなの本当の胸じゃない・・・
という意見も聞こえてきそうですが、そんなものは服を着てしまえば絶対にわからないですよ。なので、安心してください。少なくとも、男は絶対に騙されますから。
二の腕
トレッキングポールを使う場合、二の腕の筋肉もつきます。
- 男性はたくましい腕が手に入る
- 女性は引き締まった二の腕になる
男性はよく力こぶを見せ合ったりしますが、腕を太くしたければ二の腕を鍛えるべきです。
腕には、上腕二頭筋(力こぶ)と上腕三頭筋(二の腕)があります。
実は、上腕三頭筋(二の腕)の方が上腕二頭筋(力こぶ)よりも筋肉の割合が大きいんです。
そのため、たくましい腕を作るには上腕三頭筋を鍛えるべきです。
女性は男性よりも体脂肪率が多いので、二の腕がプルプルしてしまっている人も多いのではないでしょうか?



だからといって、太い腕にはなりたくない・・・
そういう人も多いと思いますが、トレッキングポールを使うだけならば、それほど太くなるということはありません。
むしろ、引き締まった二の腕になるには、最適な運動だと思います。
筋肉痛になりやすい場所ベスト3


筋肉痛になりやすい場所には、歩行の癖や個人差があります。
ここでは、筋肉量や登山での使用率などを考慮して、筋肉痛になりやすい場所を主観でランキングにしてみました。
1位 : ふくらはぎ
ふくらはぎの筋肉は、よく筋肉痛になります。
下山後にふくらはぎがプルプルするのは、みなさんよく経験があることと思います。
筋肉量に対してかかる加重が多いので、おそらく最も筋肉痛になりやすい場所です。
自重トレーニングをすればわかると思いますが、ふくらはぎが一番効きやすいです。
足場の悪い登山道では、つま先立ちにならざるを得ない機会も多く、上記の理由からやはり筋肉痛になりやすいですね。
2位 : 太もも
太ももの筋肉も、よく筋肉痛になります。
太ももは、登りでも下りでも使う登山のメイン筋肉なので、ここもよく筋肉痛になりやすいです。ただ、ふくらはぎと比べると筋肉の割合が大きい分、筋肉痛にはなりにくい印象ですね。
とはいえ、登山では頻繁に使う出番があるため、ここもよく筋肉痛になりやすい場所です。
1位と2位は、人によっては順位が変わるかもしれませんが、この2つがツートップなのは間違いないと思います。
3位 : お尻
お尻も、筋肉痛になりやすいです。
特に登山を始めた当初になりやすい筋肉です。段差があって大きな足上げがあるような場所では、お尻の筋肉もよく使いますね。



ランキング的には次点で腹筋かなと思います
まとめ : 登山は下半身の筋肉がメイン


登山では、下半身の筋肉をよく使います。
そのため、太ももやふくらはぎは筋肉痛になりやすいです。逆にいえば、この2つの鍛えることで登山はずっと楽になります。
日ごろから鍛えることが大切です。
登山のためのトレーニングについての解説は、以下の記事をどうぞ。

