開聞岳が初心者にはきつい5つの理由と登山難易度との関係

開聞岳は、標高が低いから簡単だと思っていませんか?

実は、標高と難易度はまったく別の話で、登山のきつさとはあまり関係がありません。開聞岳は、登山のレベルとしては中級で、初心者にはむしろキツイ山です。

この記事を読めば、開聞岳の登山がきつい理由がよくわかるはずです。ぜひ参考にしてみてください。

こんな内容でお伝えします!
この記事でわかること
  • 開聞岳が初心者にはきつい理由
  • 登山の難易度の見方をわかりやすく説明
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この記事を書いたひと
  • 登山歴8年で週末はいつも山なひと
  • 富士山が好きで全ルート日帰りで踏破
  • 国内最難関の表妙義縦走ルートも経験済
  • 山グッズを大量に持っており知識が豊富
スグルです


目次

初心者にはキツい3つの理由

登山男

開聞岳キツい・・・

開聞岳は、初心者にはキツい山です。

ここでは、なぜ開聞岳が初心者にはキツいのかについて説明していきます。

標高差があるから

開聞岳は、標高差が約900mあります。

これは、登山としては中級レベルにあたります。これが開聞岳がきついと感じる一番の理由です。

このレベルを楽にのぼれるようになるには、日ごろからトレーニングは必須ですね。標高が低いから簡単だと思っていると、痛い目をみるはずです。

スグル

そこそこボリュームのある標高差です!

ずっとのぼりが続くから

開聞岳は、ひたすらのぼりが続きます。

開聞岳の登山ルートの標高グラフを見てもらうとわかるのですが、綺麗にずっとのぼり続けています。これはつまり、体力勝負の山ということですね。

この手のルートは、ひとによって時間に差が出る印象です。

鍛えているひとはスムーズに頂上まで行けてしまいますが、トレーニング不足のひとがのぼるとダイレクトに時間に影響するとおもいます。

私はストレートにのぼりだけ続くこの手の登山道は得意なんですが、みなさん結構苦戦している方も多かったように思います。

普段運動しないひとがのぼるには、かなりキツい山といって良いでしょう。

スグル

開聞岳は、ある程度体力をつけてから行った方が良いですね

距離があるから

登山男

なかなか山頂に着かないなぁ

開聞岳は、歩く距離が多いです。

登山口から山頂までの往復の距離は、約7kmとなかなかのものです。

普段運動していないひとが歩く距離ではないですよね。

単純に平地だとしても、1時間半~2時間はかかる距離ですから、ただ歩くだけでも簡単ではありません。

歩く距離は、基本的には標高差と比例します。そのため、開聞岳の標高差くらいになると距離も伸びますね。

暑いから

登山女

あつい・・・

開聞岳は、夏場は高温になります。

山といえば涼しいイメージがあると思いますが、開聞岳は標高が低いので基本的に暑いです。

私がのぼったときも、例外なく蒸していました。低山は、風がないと夏場はほんと暑いです。熱中症にならないように、水分補給はたっぷりと行いましょう。

また、暑さ対策としては、帽子をかぶるなどの方法もおすすめです。

天候が厳しいから

開聞岳は、海のすぐそばにある山です。

そのため、気象の状況をもろに受けます。

海沿いの独立峰ということもあり、非常に風が強くなることも多く、つねに海風に影響をうけます。雨風の影響は内陸の山以上に気をつけねばなりません。

特に、内陸でしか登山をしたことしかないひとは注意が必要です。

海沿いの山は、基本的に内陸よりも天候がコロコロ変わりやすいです。普段の登山以上に天候に気を付けないと、痛い目に合うかもしれません。

下の項目に、開聞岳のライブカメラの様子が見られるので、天気の悪い日にでも見てみてください。荒れ狂っている様子がわかると思います。

登山は標高差で見る

登山のレベルは、標高ではなく、標高"差"でみるものです。

ここでは、標高差について詳しく解説していきます。

標高差とは

登山のレベルは、標高差で見るものです。

標高1000mの山と、標高3000mの山だったら、どっちが登山の難易度が高いとおもいますか?

環境だけ見れば、もちろん標高3000mの方が技術的難易度は高いと言えるでしょう。

しかし、登山ではもっと重要視しなければならない要素があります。それは、スタート時の標高です。これを踏まえて、今度は内容をもう少し詳しくみてみましょう。

  • 標高0mから、標高1000mの山にのぼる
  • 標高2900mから、標高3000mの山にのぼる

勘の良い読者の方はもうお気づきかと思いますが、このケースだと当然①の方がきつくなります。

①は「0→1000=1000m」のぼることに対し、②は「2900m→3000m=100m」しかのぼっていません。なので、当然①の方が体力的にも難易度的にもきつくなります。

そして、これを現した言葉が「標高差」です。

スタート時の標高から山頂までの標高を、標高差と表現するんですね。この標高差を見ることによって、のぼる山の難易度の想像がつくわけです。

稜線のようにアップダウンのある登山道では、さらに「累計標高差」といって、のぼった分を加算していきます。

900mは簡単ではない

開聞岳の標高差は約900mほどです。

ずっとのぼりが続くので、累計標高差も同じくらいになります。開聞岳のスタート付近の標高はほぼ0に近いので、だいたいそのまんま900m近くのぼることになるわけです。

この標高差は、登山の難易度としては"中級レベル"にあたります。

だから、開聞岳の登山は簡単ではないんです。むしろ、初心者がきついと感じるのは当たり前で、普段あまり運動していないひとがのぼるには、かなりしんどいレベルといって良いでしょう。

開聞岳は初心者にはきつい

開聞岳の登山は、初心者にはきつい山です。

それは標高差があるからです。標高が低いからといって、簡単にのぼれる山とは限りません。実際に登山口から見上げた山の高さが、そのまま登山のキツさの目安にもなります。

登山をする際は、標高よりも標高差を重要視しましょう。


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