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初心者は絶対行ってはいけない!御殿場ルートの特徴と5つの攻略方法

この記事では、御殿場ルートの特徴と攻略方法について解説します。
御殿場ルートの標高差は2,400mあり、泊まりでもきつい難易度です。また、ザレ場で足の筋力をかなり消費するため、ルート取りが重要になってきます。
「地獄だ」といわれるこのルートの攻略方法についても解説しました。この記事を読めば、あなたは御殿場ルートを登頂できるはず。ぜひ参考にしてください。
御殿場ルートの特徴

御殿場ルートとは、富士山の御殿場口からのぼるルートです。
口を揃えて「地獄だ」といわれるほどで、実際にそういってるひとも見かけました。さらには「二度と登りたくない」と。
ここでは、そんな御殿場ルートの解説をしていきます。
特徴① もっとも難易度が高い

御殿場ルートは、富士山五合目でもっとも難易度が高いルートです。
一般登山で言えば、標高差1200mもあれば十分上級レベルですが、御殿場ルートはさらにその2倍あります。国内でも屈指の難易度を誇るルートです。
特徴② 登山者が少ない
このルートはきついので、のぼるひとが少ないです。
富士山のルート別にみると、なんと全体の約0.5%。比率でみると、以下のような感じ。
| 吉田ルート | 富士宮ルート | 須走ルート | 御殿場ルート |
|---|---|---|---|
| 約60%前後 | 約30%前後 | 約10%前後 | 約0.5% |
なので、混んでるのが嫌なひとには向いているルートです。実際めっちゃ空いてる。というか、ほかのルートが混みすぎている。

特徴③ 足場が悪い

御殿場ルートがきつい理由のひとつは、ザレ場が続くからです。
小石や砂などの砂利道のこと。砂浜のような登山道。
「砂浜のようなもの」といえば、わかりやすいかな?
ザレ場が苦手なひとは多く、このルートが地獄だといわれる由縁はまさにこれです。
いろんなバリエーションがある登山道の中でも、もっとも苦戦しうるのがザレ場。実際、多くの登山者が苦しんでます。
このザレ場が、御殿場ルートは8合目のあたりまでずっと続きます。
しかし、富士山のザレ場はある程度攻略法があるので、気になるひとは下記のザレ場攻略の項を読んでみてください。
特徴④ 大砂走がある

御殿場ルートの下山は、とても快適です。
「大砂走」という下山専用のルートがあり、ものすごい量の砂の上を一気に駆け降りることができます。ここが御殿場ルート最大の魅力!
私も少し走ってみましたが、めちゃくちゃ楽しかったです。走りやすさとグイグイくだる爽快感は、クセになりそうでした。
やますぐ御殿場ルートでもっとも楽しいのはココ!
特徴④ マイカー規制なし
御殿場ルートは、駐車場まで車で行けます。
富士山は、登山シーズン中はマイカー規制がありますが、御殿場ルートは(今のところは)唯一駐車場まで自分の車で行くことができます。個人的にここがもっともポイント高いですね。
私はぐっすり寝てから登山をしたいタイプなので、登山開始は9時過ぎていました。おっそ。帰る頃に真っ暗になった感じです。



遅く行く人はヘッドライトを持っていこう!
日帰りも可能
ちなみに、日帰りももちろん可能です。
私も日帰りで行きましたし、トレランのひとなんかはサクッとのぼっています。ただし、剣ヶ峰までの標高差は約2400mあるので、一般的な登山であれば一泊以上するのが普通です。
富士山には、「普段スポーツをやっている体力に自信のある一般人」がたくさんのぼっているけど、そのへんでゴロゴロぶっ倒れてますよまじで。
登山の経験がなければ、知識も筋肉もないのだから、簡単にのぼれるとは思わないこと。
特に、御殿場ルートは非常に長い行程になるので、肉体的にも精神的にも多くのひとがきついと感じるはず。
完全なトレーニング不足だったので、日帰り組のなかでは遅いです。序盤にトレランのひとに抜かれてから、姿が見えなくなるくらい差がついています。外国の方も早い。
攻略のポイント


御殿場ルートの攻略ポイントを解説します。
これから挑戦される方は、ぜひ参考にしてみてください。
ポイント① ザレ場を見極めよ
御殿場ルートは、基本ずっとザレ場です。
そのため、ザレ場をいかに攻略できるかが最大のポイントとなっています。しかし、注意深く道を見ていれば、ある特徴があることに気づくはず。
砂は、登山道の外側に堆積しやすいという特徴があります。
つまり、「歩きやすいところ」と「歩きにくいところ」があるんです。


上の写真では、外側が「砂が深くて踏み跡が沈んでいる」のに対し、山側(内側)には足跡があまり見えませんよね?
砂が深い場所では力が伝わりにくく、踏ん張りがききません。また、一歩踏み出しても砂が崩れて少し滑り落ちてしまいます。要は、前へ進む力が大幅に落ちるわけですね。
逆に、踏み跡が見えないということは、地面が固く、足が沈みにくいということです。つまり、内側のルートのほうが地面がしっかりしていて、よりのぼりやすいというわけです。



硬いルートを見極めるべし!
トレッキングポール
ちなみに、ザレ場でトレッキングポールを使う場合、必ずバスケットを付けておこう!


この画像の下の方に付いてる傘みたいなやつ。これをつけてないと使い物にならないので注意。この傘がないと地面に深く刺さっちゃうので、まったく踏ん張れなくなる。
バスケットを忘れるとまじでお荷物になるだけだから、ポール使う人は絶対に忘れないように。


ポイント② 日焼け対策は必須


日焼け対策も重要です。
御殿場ルートは、ずっと森林限界なので身体が焼けます。他ルートと比べて山小屋が少なく、登山時間も一番長いということから、もっとも日焼けしやすいルートといって良いでしょう。
日焼け止めなしでのぼると、マジで大変なことになります。
私は初めて富士山にのぼった時に、顔から変な汁がでるくらい火傷しました。病院の診断結果は、「日焼け」ではなく「火傷」。朝目覚めると顔から透明な汁がでるとか焦ったわ。
なので、絶対に日焼け対策はしておきましょう。じゃないとやばいよほんとに。汁でるぞ?透明だぞ?
今回は、この日焼け止めを使用しましたが、きちんと効果がありました。スティックタイプで塗りこみやすいので、手が汚れがちな登山では使いやすいです。
ポイント③ カーボローディング
「カーボローディング」という言葉をご存知ですか?
糖質を体にためておくテクニックのことで、早い話が「食いだめ」です。御殿場ルートをのぼるには、相当なエネルギーが必要で、これを事前に摂取しておくわけですね。
私は2~3日前からご飯を多めに食べて、お菓子などの間食をたくさんします。
カーボローディングは、厳密にはもっと細かいやり方がありますが、とりあえずたくさん食べておくという認識でOKです。
太るのが嫌で「当日の朝がっつり食えばいいや」と思ってやったことありますが、無理です。朝から高カロリーなものを入れようとしても胃が受け付けません。最低でも前日からはじめておきましょう。
うまくいくと、お腹が満腹ではないのにパンパンにはれている状態になります。まるで妊婦。でも、大丈夫。のぼり終える頃にはお腹はすっきりしますので。
せっかく身体を鍛えていっても、エネルギー切れでのぼれなくなるともったいないので、カーボローディングはぜひやっていきましょう。もちろん、登山中のエネルギー補給も忘れずに。
ポイント④ 体重を減らそう
登山は、体重が軽いほど有利です。
ぶっちゃけ、「体重を落とすことが、もっとも山を楽にのぼる方法」だといっても過言ではない。
私の過去の経験から見ても、体重を減らすとめちゃくちゃ楽になる。というかスピードもあがる。5kg痩せると20%くらい早くなる。いやほんとに。
荷物の軽量化はもちろん重要なんだけど、太ってる人は特に体重のデメリットが大きすぎるので、「痩せる=トレーニングより効果的」と考えて間違いない。
痩せる余地があるひとは、とにかく痩せよう。でも、痩せるときに筋肉も落ちちゃうから、足のトレーニングだけはしといてね。
カーボローディングで2~3kg太ったことを考慮すると、当日の私の体重は85kgくらいでのぼっています。
そこで富士山をのぼった翌日から減量を開始し、現在は79kgまで落ちました。下山後は82kgだったので、一か月で3kgくらい痩せましたね。


私自身、食事の勉強をしてからかなり自由に痩せられるようになったので、ぜひ参考にしてみてください。
ポイント⑤ 筋トレは筋持久力メインで
筋持久力をメインとした筋トレが有効です。
御殿場ルートは、全体的にザレ場が多く、足上げを大きくするような場面がほぼありません。なので、筋持久力をメインで鍛えておけばOK。
たとえばスクワットなら、バーベルを担いで10回3セット行うよりも、自重でできるだけ連続して行うようなトレーニングがおすすめです。
筋肉量を増やすのではなく、筋肉のスタミナをつけること。山はコレが大事。
トレーニングとしては、やはり「実際の山をのぼるのが一番」です。
日常でやれることとしては、「スクワット」「カーフレイズ(つま先立ち)」「ランニング」「階段のぼり」などがおすすめです。この中の一番は階段。
この辺のトレーニングは、いつでもどこでもできるので御殿場いきたいなら全力でやっておくこと。
早く登れる人や体力のある人は、必ず普段からトレーニングを積み重ねてます。見えないところで努力しているからこそ、当日も余裕を持ってのぼれるんです。
御殿場ルートは日帰り可能
御殿場ルートは、日帰りで行くことが可能です。
しかし、当然ながら体力と精神力が必要です。私はきついながらも楽しく登山できましたが、精神的な理由でリタイアするひとも多そうですね。
御殿場ルートを攻略したいひとは、以下のポイントを抑えておいてください。
- ザレ場は足元を見極める
- 日焼け止めは絶対に忘れずに
- カーボローディングをする
- 体重はできるだけ軽く
- 筋持久力をメインに鍛える
御殿場ルートはずっと単調な景色が続くんですが、個人的には富士山の新しい一面が見られて良かったです。ここの景色は他ルートとはまったく違っていて、のぼってみる価値はありますよ。
これから登るあなたへ
このルートで頂上についたとき、あなたはきっと感動するよ。日本一高い山を、一番過酷なルートでのぼったんだもん。
登山は気持ちが大事。「のぼれないかも」なんて心配はするな。気持ちさえ負けなければ、いつか絶対のぼれるから。富士山は決して難しい山ではないし、肉体は精神についてくるものだよ。
このルートを選ぶ人は、全登山者のわずか0.5%。このルートに挑もうと思った"あなたの熱いハート"こそが既に値千金だ。多くの人は、挑戦すらしようと思わないのだから。
ぜひ、結果を恐れず挑戦してみてほしい。このルートに挑戦した経験は、たとえ頂上までたどり着けなかったとしても、きっとあなたの人生にとって貴重な財産になるよ。
さぁ!れっつごー!


