
トレッキングポールってどうやって選べばいんだろう



選び方のコツとかってない?
こんなお悩みを解決します。
トレッキングポールはいろいろな種類があるので、どう選んだらよいかわからないひとも多いとおもいます。素材や機能性にも違いがあり、どのポールを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、初心者でも失敗しないトレッキングポールの選び方について、詳しく解説します。
- トレッキングポールの選び方のポイント8つ
- トレッキングポールのメーカー



正しいポールを選ぶことで登山の快適性が向上しますよ!
トレッキングポールの選び方
トレッキングポールは、歩行をサポートするために使われるものです。
正しいポールを選ぶことで、登山の快適性が向上し、疲労を軽減できます。
ポールの選び方には、以下のようなポイントがあります。
トレッキンポールの選び方のポイント
- 材質
- 重さ
- 長さ
- 収納タイプ
- 価格
- グリップの素材
- アンチショック機能



それぞれ詳しくみていきましょう
材質
トレッキングポールには、アルミやカーボンなどの素材があります。
それぞれの特徴は、以下のとおりです。
アルミ | カーボン |
---|---|
やや重い | 軽い |
丈夫 | 比較的壊れやすい |
衝撃吸収しにくい | 衝撃吸収しやすい |
価格が安い | 価格がやや高め |
アルミ製トレッキングポールを見てみる | カーボン製トレッキングポールを見てみる |
丈夫さについては、厚みも関係するので一概にはいえないのですが、一般的にはカーボンの方がもろいです。
素材に関しては、それぞれ一長一短な感じかなとおもいます。丈夫さを重視するならアルミ、軽さを重視するならカーボンですね。
ちなみに、私は体重が重いので耐久性重視のアルミ素材派です。
重さ



軽いほうがラクだよね!
トレッキングポールの重さは、メーカーや素材によってもさまざまです。
しかし、軽ければ軽いほうが良いかといえば、そうでもありません。
軽量なポールは、耐久性にやや問題があり、重いポールは腕が疲れやすくなります。
軽量なポールは使いやすいですが、その分耐久性を犠牲にしています。逆に、重いポールは丈夫ですが、腕が疲れやすくなります。
トレッキングポールはたくさん種類がありますので、重さと耐久性のバランス考えてポールを選ぶと良いでしょう。
長さ
トレッキングポールは、体格にあわせて長さを調整する必要があります。
しかし、登山中には必要に応じて調整が必要で、のぼりやくだりはここから少し短くして使います。
安価なものだとワンサイズなことが多いですが、高価なトレッキングポールにはサイズがありますので、注意が必要です。


収納タイプは2通り
登山用トレッキングポールの収納には、伸縮タイプと折り畳みタイプがあります。
伸縮タイプ | 折り畳みタイプ |
---|---|
収納しても長め | 小さく折り畳める |
組み立てに時間がかかる | 組み立てが早い |
耐久性がある | 耐久性がやや不安 |
価格が安め | 価格が高い傾向がある |
リュックに仕舞いたいなら、折り畳み一択です。
ただ、自分の気に入ったトレッキングポールが、好みの収納タイプとは限らないことが多いです。一度調整すれば、そんなに頻繁に変えるものでもないので、この要素はそんなに気にしなくてもいいかなとおもいます。
価格
価格についても触れておきます。
トレッキングポールの価格は、素材や機能性、ブランドなどによって異なります。
価格の相場は、2000円~数万円ほどです。
高価なポールほど機能や耐久性に優れている場合がありますが、安価なものでも杖としての役割は十分果たせます。なので、自分の予算の都合で決めてしまって構いません。
下の記事では、価格ごとにオススメのトレッキングポールを紹介しています。


また、材質の項でも触れましたが、アルミよりもカーボンのほうが高価になります。
グリップの素材
グリップの素材は、ゴムやコルクなどがあります。
それぞれの特徴は、以下の通りです。
ゴム | コルク |
---|---|
グリップ力が強い | 軽い |
耐久性が高い | 握り心地が良い |
汚れに強い | 高級感がある |
ゴムタイプのトレッキングポールを見てみる | コルクタイプのトレッキングポールを見てみる |
傾向としては、高価なトレッキングポールのほうがコルクを採用しているものが多い印象。
また、コルクの特徴としては、軽量性や柔軟性が挙げられるでしょう。ソフトな握り心地や軽さは、コルクならではです。
ゴムはグリップ力が強いので、踏ん張りたいときにはよく効きます。しかし、汗をかくと滑りやすいので、一長一短ではあります。
上の比較表には載せませんでしたが、ウレタンやEVA素材なんかもあります。これらはとにかく軽いところが利点で、汗もよく吸ってくれますが、スポンジが故に耐久性はやや問題があります。
グリップの素材は、好みが大きくわかれる部分でもあるので、ひととおり使ってみるのをオススメします。
ストラップ
ストラップがついているものを選びましょう。
通常、登山用のトレッキングポールにはストラップがついていますが、念のため確認はしておきましょう。
ストラップは、手首に固定することで登山中にポールを落とすことを防止になります。一度落としてしまうと、回収が困難な場合がありますので、ストラップは必ずあるものを選びましょう。
衝撃吸収機能
トレッキングポールには、衝撃吸収機能がついているものがあります。
衝撃吸収機能とは、ポールを地面に突いたときに、スプリングなどで地面の衝撃を吸収してくれる機能のこと。
車でいうところの、サスペンションのような機能ですね。これによって、歩行時の負荷が軽減され、筋肉の疲労を防ぐことができます。
トレッキングポールのおすすめメーカー
最後に、トレッキングポールでオススメのメーカーをいくつか紹介します。
メーカーによって、高価なものも安価なものとはっきりわかれています。予算にあわせるか、ブランドにこだわるか、選び方はひとによってさまざまですが、予算が許すならやはり高価なものの方がオススメです。



高価なポールは使い勝手抜群ですよ!
ブラックダイアモンド
ブラックダイアモンドは、登山用品を製造するメーカーです。
アパレルよりも、登山用具に長けている印象が強いですね。トレッキングポールでは、最高性能のものを取り扱っています。
特に、Zポールシステムは画期的で、簡単に組み立て展開することができます。
鎖場が多い山では、頻繁に出し入れする必要があるので、簡単で展開できるZポールは魅力的です。Zポールシステムがどんなものかは、下記の動画をみるとわかりやすいです。


LEKI
LEKIも、トレッキングポールとしてかなり有名なメーカーです。
スキー用のストックで使ったことがあるひともいるのではないでしょうか?
スキーを使っているひとならば、LEKIのストックを使ったことがあるひとは多いはず。登山用のポールとしては、ブラックダイアモンドと競い合っている存在かなと。
個人的には、LEKIとブラックダイアモンドは、知名度も品質もトレッキングポール業界のトップだとおもっています。


シナノ
シナノは、創業100年を超える日本のメーカーです。
純日本製なので品質には定評があります。登山用だけではなく、スキー用やウォーキング用など、いろいろなタイプの杖を取り揃えているメーカーです。


DABADA
低価格帯なら、DABADAが一番良いとおもっています。
DABADAは中国輸入代行の会社なので、製造はたぶん中国です。安価ですが、SGマークを取得し安全性に定評があります。
その他もろもろ、付属品がついてくるのでお得です。


中華メーカー
最後に、外せないのが中国のメーカーです。
安く買いたいなら、やはり中国製です。Amazonなんかで「トレッキングポール」と検索すると、いろいろなメーカーのものがでてきます。
個人的には、全然聞いたことのない中国メーカーだったら、DABADAのトレッキングポールをオススメします。値段は似たようなものなので。
自分にあったポールを選ぼう
自分に合ったトレッキングポールを選ぶことが大事です。
それぞれ特徴や機能性が違いますので、最初からベストなポールを選ぶことはむずかしいです。いろんな種類のものを使ってはじめて、違いや良さがわかってきます。
正しいポールを選ぶことで、登山の快適性が向上し、疲労を軽減することができますので、有効に使っていきましょう。