【これで完璧】阿蘇山高岳の初心者向けおすすめ登山ルートと規制情報

阿蘇山の登山ルート

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阿蘇山の登山ルートを詳しく解説します。

阿蘇山の最高峰は「高岳」です。頂上までは2つのルートがあり、噴火警戒レベル2までなら登山することが可能になっています。

この記事では、高岳までの登山地図、難易度、所要時間など、阿蘇山登山に必要な情報をすべてお伝えします。実際に私がのぼったレポートもありますので、登山を計画されているかたはご活用ください。

この記事を読めば、阿蘇山の登山がすべてわかるはずです。ぜひ参考にしてください。

こんな内容でお伝えします!
この記事でわかること
  • 地図付きでの阿蘇山のおすすめ登山ルートを紹介
  • 各ルートの所要時間難易度をわかりやすく解説
  • 阿蘇山の実際の登山レポートを掲載

\ ルート名をタップまたはクリックでジャンプ /

登山ルート概要
砂千里ルート 中級レベル 特徴
阿蘇山の火口側からのぼるルート。道中の噴火口は必見。はじめてのぼるならまずはここ。
仙酔峡ルート 中級レベル 特徴
最高峰である高岳を真っすぐ目指すルート。最短で頂上まで行きたいならここ。
やますぐ

阿蘇山登山の魅力をたっぷりとお伝えします!

この記事を書いたひと
  • 登山歴10年以上で週末はいつも山なひと
  • 富士山が好きで全ルート日帰りで踏破
  • 国内最難関の表妙義縦走ルートも経験済
  • 山グッズを大量に持っており知識が豊富
SNSでも活動中


目次

阿蘇山の登山概要

阿蘇山
阿蘇山
名称阿蘇山(あそさん)
標高1,592m
ジャンル日本百名山
登山エリア九州
都道府県熊本県
登山適期5月上旬~10月下旬
難易度初級~中級
登山口と駐車場阿蘇山の登山口と駐車場

阿蘇山は複数の山々の総称であり、最高峰は「高岳」になります。

高岳までは2つのルートがあり、これらは噴火警戒レベルが2までなら、のぼることができます。レベル3になると、どちらも登山禁止です。

そのため、登山前は必ず、噴火警戒レベルをチェックしておきましょう。

阿蘇山のおすすめ登山ルート

阿蘇山の登山ルートマップ
阿蘇山の登山ルートマップ(拡大できます)

ここでは、阿蘇山の高岳までのルートをご紹介します。

登山ルート詳細
砂千里ルート
中級レベル
累計標高差
約730m
往復距離
約9.6km
登山時間
5時間30分
特徴
阿蘇山の火口側からのぼるルート。道中の噴火口は必見。はじめてのぼるならまずはここ。
仙酔峡ルート
中級レベル
累計標高差
約780m
往復距離
約5.6km
登山時間
4時間30分
特徴
最高峰である高岳を真っすぐ目指すルート。最短で頂上まで行きたいならここ。 特徴

砂千里ルート

阿蘇山の砂千里ルートマップ
阿蘇山の砂千里ルートマップ(拡大できます)
このルートの目安

体力レベル  (3.5)

むずかしさ  (3.0)

おすすめ度  (5.0)

【登り】3時間10分 【下り】2時間20分

参考コースタイム 5時間30分 (日帰り)

【標高差】約730m /【距離】約9.6km

中級レベル

砂千里ヶ浜側から高岳を目指すルートです。

やますぐ

初めてならココがおすすめ!

このルートは歩く距離が長いんですが、道中に阿蘇山の火口を拝むことができます。噴火口までは車で行くこともできるため、観光&登山向けのルートです。

阿蘇山の砂千里ルートの登山風景
合計距離9.58km
最高点の標高1,588m
最低点の標高1,135m
累積標高(上り)727m
累積標高(下り)727m

一部急登を除けば、全体通してなめらかな登山道ですので、初心者でも比較的簡単にのぼれるはずです。

頂上までは、「仙酔峡ルート」のほうが近いですが、阿蘇山を初めてのぼるのであれば、第一火口が間近で見られるこのルートがおすすめ。

阿蘇山の第一火口

ただし、噴煙の出ている第一火口が見られるのは、噴火警戒レベル1のときだけです。

そのため、上記の地図と動画は、噴火警戒レベル2でも行ける「皿山迂回ルート」にしてあります。このルート通りなら、レベル2でも大丈夫です。

レベル1で第一火口まで行くときは、道路沿いに遊歩道があるので、すぐにわかるはずです。※青ルート部分

皿山を迂回すると火口からは離れてしまうので、もしレベル2になったら、仙酔峡ルートでもいいかもしれませんね。

なお、このルートは実際の登山レポートがありますので、下記を参照にしてください。

仙酔峡ルート

阿蘇山の仙酔峡ルートマップ
阿蘇山の仙酔峡ルートマップ(拡大できます)
このルートの目安

体力レベル  (3.5)

むずかしさ  (3.0)

おすすめ度  (4.0)

【登り】2時間30分 【下り】1時間50分

参考コースタイム 4時間20分 (日帰り)

【標高差】約780m /【距離】約5.6km

中級レベル

仙酔峡ルートは、高岳を真っ先に目指すルートです。

阿蘇山の最高峰である「高岳」を目指すだけであれば、こちらがおすすめになります。こっちは完全に登山者向けのルートで、結構急な登りです。

阿蘇山の仙酔峡ルートの登山風景
合計距離5.61km
最高点の標高1,597m
最低点の標高912m
累積標高(上り)784m
累積標高(下り)784m

阿蘇山登山の様子

実際に、「砂千里ルート」でのぼってきましたので、レポートします。

阿蘇山第一火口

阿蘇山の中岳第一火口の駐車場
阿蘇山の中岳第一火口付近の駐車場

まずは、第一火口を見に行きました。

阿蘇山の噴火口は、間近で見ることができます。ここまでは車で来ることができ(一部有料)、観光客も多く訪れています。

火口が目的なら、むしろここがピークです。

山頂を目的とした登山は、むしろ火口から離れていきます。

噴火が怖いというひとでも、ここに近づかずに登山することができるので、阿蘇山は案外のぼりやすいんじゃないでしょうか。

なかなか生きている火口に、ここまで近づくことはできないので、貴重な体験をさせてもらいました。

やますぐ

めっちゃ深かった

高岳は遠い

火口の向こう側に中岳と高岳
火口の向こう側に中岳と高岳

火口の向こう側にあるのが、中岳と高岳です。

砂千里ルートは、「火口をグルッと避けつつ頂上を目指すルート」なので、かなり距離があります。ただし、景色は火山として一級品なので、退屈はしませんでした。

火山らしいザレ場を体験しながら、ゆっくりと楽しんで登山ができます。

のぼりの核心部

阿蘇山の砂千里ルートのガレ場
阿蘇山の砂千里ルートのガレ場

木道が終わると、急なガレ場(岩場)が登場します。

ここが登山としての核心部で、一番大変な場所です。ここさえのぼりきれば後はラクなので、ゆっくりと攻略しましょう。

ルート取りは適当でも大丈夫ですが、なるべく矢印に従うと歩きやすくなるのでおすすめです。

稜線は絶景

砂千里ルートの稜線の様子

さきほどの急登が終われば、稜線歩きです。

ここからは絶景が楽しめます。九重連山もよく見えました。

阿蘇山は樹木がなく暑いのですが、稜線からは風が出てくるので寒くなります。ハードシェルなどの防風装備を持っておくと良いです。

やますぐ

私は稜線で着ました

仙酔峡ルート

阿蘇山の仙酔峡ルート

稜線からは、仙酔峡ルートがよく見えました。

奥に見えるのが駐車場なので、急登なのがわかりますね。みなさん、結構苦戦してのぼっているように見えました。

ヘリがうるさい

遊覧飛行のヘリがしょっちゅう飛んでいました。

このヘリは火口見学を目的としており、何台もビュンビュン飛んできます。非常にうるさいです。

阿蘇山は素晴らしい火山でしたが、ここが本当に残念なポイントでした。

やますぐ

後日、事故起こしてるし

観光するにしても、登山をするにしても、頻度が多すぎてうるさいとおもいます。ここはもう、登山する場所ではなく、観光地なのでしょう。残念。

無事に登頂

阿蘇山の山頂(高岳)
阿蘇山の山頂(高岳)

無事に登頂しました。

なだらかな稜線上のピークなので、景色はあまり変わりません。高岳自体はひとが多いですが、周りには休憩できる場所がたくさんあるので、私はその先まで少し歩いて休みました。

一部、ガレ場はあるものの、全体を通して初心者でものぼりやすいルートです。

雨風さえ気を付ければ、登山装備も簡易的で問題ないです。トレランもしやすそうでした。

阿蘇山のライブカメラ

阿蘇山周辺のライブカメラの映像です。

阿蘇山は火山活動が活発な山域ですので、登山をする際はこれらの情報を上手に活用して、安全に楽しみましょう。

草千里ヶ浜のライブ映像がリアルタイムで見られます。

阿蘇山は初心者でも簡単

阿蘇山の砂千里ルート
阿蘇山の砂千里ルート

今回は、阿蘇山の登山について解説しました。

阿蘇山の最高峰は"高岳"です。登山をするなら、ここを目指しましょう。

樹木がなくて風がないときは暑いです。半面、稜線は風があると寒くなるので防風対策はしておきましょう。日焼け止めは必須。

登山道はどちらも見晴らしがよく、体力さえあれば、初心者でもぼりやすい山です。

ここまでダイナミックな火山は、日本中見渡しても阿蘇山くらいなものなので、みなさんもぜひ登山を楽しんでみてください。

登山ルート詳細
砂千里ルート
中級レベル
累計標高差
約730m
往復距離
約9.6km
登山時間
5時間30分
特徴
阿蘇山の火口側からのぼるルート。道中の噴火口は必見。はじめてのぼるならまずはここ。
仙酔峡ルート
中級レベル
累計標高差
約780m
往復距離
約5.6km
登山時間
4時間30分
特徴
最高峰である高岳を真っすぐ目指すルート。最短で頂上まで行きたいならここ。 特徴
この記事を書いたひと
やますぐ
登山歴10年以上/ぐんま在住

地元ぐんまを中心に全国の山々を練り歩いています。
知名度よりも自分が登りたいと思った山を優先的に登っており、頂上でゆっくりするよりも弾丸的に行って帰るタイプ。

ひとが誰も来ないようなマイナーなところや、雪山や鎖場も好んで登っています。登山は夏よりも秋冬のほうが活動的。最近はトレラン気味。
阿蘇山の登山ルート

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