阿蘇山のおすすめ登山ルートを知りたい、というお悩みはありませんか?
阿蘇山の最高峰は高岳です。有名な中岳とセットでのぼられることの多く、それぞれルートごとに時間や難易度が異なります。高岳までは、皿山迂回ルートかすずめ岩迂回ルートで行くことになります。
ルート名 | 標高差 | 往復距離 | 登山時間 | 難易度 |
---|---|---|---|---|
皿山迂回 | 約730m | 約9.6km | 5時間30分 | 中級レベル |
すずめ岩 | 約780m | 約5.6km | 4時間30分 | 中級レベル |
杵島岳 | 約220m | 約2.5km | 1時間30分 | 初級レベル |
烏帽子岳 | 約230m | 約3.9km | 2時間00分 | 初級レベル |
根子岳 | 約630m | 約4.4km | 3時間30分 | 中級レベル |
この記事では、阿蘇山の登山ルートの難易度や時間について以下の3つのポイントでお伝えします。
- 阿蘇山の登山ルート5つ
- ルートごとの時間や難易度
- 阿蘇山のライブカメラや天気の情報

阿蘇山の登山の魅力をたっぷりとお伝えします!
阿蘇山のおすすめ登山ルート5つ


名称 | 阿蘇山(あそさん) |
標高 | 1,592m |
ジャンル | 日本百名山 |
登山エリア | 九州 |
都道府県 | 熊本県 |
登山適期 | 5月上旬~10月下旬 |
難易度 | 初級~中級 |
新ルート | 阿蘇山の新ルートの解説 |
登山口と駐車場 | 阿蘇山の登山口と駐車場 |
安全のために | 阿蘇山の火山規制 |
阿蘇山にはピークが5つあり、阿蘇五岳と呼ばれています。
「高岳」「中岳」「杵島岳」「烏帽子岳」「根子岳」の5つです。
このうちの最高峰が高岳になります。どれも魅力のある山なため、ここでは阿蘇五岳それぞれのルートの紹介をしています。
この2つは、2021年4月に阿蘇山に新しく作られた登山ルートで、噴火警戒レベルが2でも、高岳までのぼることができます。※噴火警戒レベルが3になると通行止めです。
皿山迂回ルート
このルートの目安 |
---|
(3.5) | 体力レベル
むずかしさ (2.0) |
おすすめ度 (5.0) |
登山時間 【登り】190分 【下り】140分 |
参考コースタイム 5時間30分 (日帰り) |
【標高差】約730m /【距離】約9.6km |
中級レベル |
皿山迂回ルートは、砂千里ヶ浜側から高岳までのぼるルートです。
高岳とは反対方向からスタートするので、歩く距離が長くなっていますが、標高差的にはすずめ岩迂回ルートと大差ありません。
距離が長い分、傾斜もゆるいところが多く、とてものぼりやすい登山ルートだとおもいます。
合計距離 | 9.58km |
最高点の標高 | 1,588m |
最低点の標高 | 1,135m |
累積標高(上り) | 727m |
累積標高(下り) | 727m |
すずめ岩迂回ルート
このルートの目安 |
---|
(3.5) | 体力レベル
むずかしさ (2.0) |
おすすめ度 (4.5) |
登山時間 【登り】150分 【下り】110分 |
参考コースタイム 4時間20分 (日帰り) |
【標高差】約780m /【距離】約5.6km |
中級レベル |
すずめ岩迂回ルートは、高岳を真っ先に目指すルートです。
周る方向で難易度が変わるルートで、時計周りだと最初に急登が待っており、反時計周りだとゆるやかに高岳までのぼっていけます。
そのため、初心者は反時計周りで回るのが良いでしょう。
さまざまな登山者のレベルにあわせられる、よく考えられたルートですね。時計回りだと体力トレーニングにもよさそうです。
合計距離 | 5.61km |
最高点の標高 | 1,597m |
最低点の標高 | 912m |
累積標高(上り) | 784m |
累積標高(下り) | 784m |



私は最初にキツい方をのぼってしまいたい派です
杵島岳ルート
このルートの目安 |
---|
(1.0) | 体力レベル
むずかしさ (1.0) |
おすすめ度 (5.0) |
登山時間 【登り】50分 【下り】40分 |
参考コースタイム 1時間30分 (日帰り) |
【標高差】約220m /【距離】約2.5km |
初級レベル |
杵島岳(きしまだけ)をのぼるルートです。
杵島岳はとても簡単にのぼれる山なので、ハイキングにはもってこいです。ここをのぼるだけなら登山装備は特に必要ないので、観光としても人気な山です。
近くに、似たようなレベルの烏帽子岳もありますので、物足りないひとはセットでのぼるのがオススメです。
合計距離 | 2.48km |
最高点の標高 | 1,330m |
最低点の標高 | 1,139m |
累積標高(上り) | 224m |
累積標高(下り) | 224m |



こんなきれいな山、のぼるしかない!
烏帽子岳ルート
このルートの目安 |
---|
(1.0) | 体力レベル
むずかしさ (1.0) |
おすすめ度 (4.5) |
登山時間 【登り】70分 【下り】50分 |
参考コースタイム 2時間00分 (日帰り) |
【標高差】約230m /【距離】約3.9km |
初級レベル |
烏帽子岳(えぼしだけ)をのぼるルートです。
こちらも杵島岳と同じく、ハイキング的な簡単な山です。なので、軽装でも問題ないでしょう。
近くには火山博物館や土産物屋なんかもあるので、観光ついでにのぼってしまえるのが良いところですね。
合計距離 | 3.87km |
最高点の標高 | 1,330m |
最低点の標高 | 1,125m |
累積標高(上り) | 232m |
累積標高(下り) | 232m |
根子岳ルート
このルートの目安 |
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(3.0) | 体力レベル
むずかしさ (3.0) |
おすすめ度 (4.0) |
登山時間 【登り】120分 【下り】90分 |
参考コースタイム 3時間30分 (日帰り) |
【標高差】約630m /【距離】約4.4km |
中級レベル |
根子岳(ねこだけ)をのぼるルートです。
とても独特な山容で登山欲をそそられる根子岳ですが、このルートは登山口からひたすらのぼりが続く硬派なルートになっています。
標高差600m/2kmくらいなので、結構急登ですね。それが最後まで続くので、足腰や心肺機能の強化にはもってこいです。
標高的には西峰の方が高いですが、山頂付近は崩落を繰り返しており、現在では登山禁止です。そのため、東峰が根子岳の山頂扱いになっています。
合計距離 | 4.35km |
最高点の標高 | 1,400m |
最低点の標高 | 772m |
累積標高(上り) | 629m |
累積標高(下り) | 629m |



独特な山容が妙義山にちょっと似ていますね
阿蘇山の天気情報


阿蘇山周辺の天気情報とライブカメラの映像です。
阿蘇山は火山活動が活発な山域ですので、登山をする際はこれらの情報を上手に活用して、安全に楽しみましょう。
ライブカメラ
阿蘇山のライブカメラの様子です。
草千里ヶ浜のライブ映像がリアルタイムで見られます。
阿蘇山の天気
阿蘇山の天気の情報です。数日先もわかりますので、登山の計画にご活用ください。
阿蘇山は登山環境も良い
阿蘇山では、様々なバリエーションの登山が可能です。
今回色々と調べてみて、登山としてもかなり楽しめる山域だなと思いました。火山ばかりに目が行きがちですが、登山環境としてもとても良いと思います。
ルート名 | 標高差 | 往復距離 | 登山時間 | 難易度 |
---|---|---|---|---|
皿山迂回 | 約730m | 約9.6km | 5時間30分 | 中級レベル |
すずめ岩 | 約780m | 約5.6km | 4時間30分 | 中級レベル |
杵島岳 | 約220m | 約2.5km | 1時間30分 | 初級レベル |
烏帽子岳 | 約230m | 約3.9km | 2時間00分 | 初級レベル |
根子岳 | 約630m | 約4.4km | 3時間30分 | 中級レベル |
阿蘇山は日本を代表する火山でもありますので、登山をしているひとは一度は見ておいた方が良いかもしれません。
世界最大級ともいわれる阿蘇のカルデラのでかさは、別格です。
景色も火山そのものなので、興味があるひとはぜひ遊びにいってみてください。