登山のトレーニンググッズを知りたい、というお悩みはありませんか?
私は数年間毎週のように登山をしてきました。その中で、登山のためにトレーニングをすることは大事だと気付きました。
なぜなら、それは自分の命を守る行為だからです。
そして、さまざまなトレーニングをやっていく中で、いろんなグッズを活用してきました。グッズなしでは強い登山者にはなり得ません。
この記事では、数あるトレーニンググッズの中から、私が実際に使った経験から登山に使えるものだけをピックアップしました。どれも自信をもっておすすめします。
- 登山に最適なトレーニンググッズ
- 鎖場に必要なトレーニンググッズ

これらのグッズで鍛えれば、どんな山でも登れるはずですよ!
登山のためのトレーニンググッズ


ここでは、登山のためのトレーニングに適したグッズをご紹介します。
ここにあるものは、私が一通り経験しているもので、どれも登山には有用なトレーニンググッズとなっております。ぜひ有効活用してみてください。
ダンベル


まずはダンベルです。
ダンベルは汎用性が高く、様々な筋トレを行えるのが魅力です。筋トレ初心者から上級者まで、幅広く愛されています。
登山用のトレーニングとしては、ダンベルを使って実際に近い重量でのスクワットや、トレッキングポールを使うための筋力を鍛えるなど、色々な使い方が可能です。
ダンベルを使ったトレーニングについての解説は、以下の記事をどうぞ。


私はよく雪山シーズン前などには、リュックにダンベルのプレートを入れて、山にトレーニングしにいきますね。雪山装備は色々と重いので、毎年事前に準備しています。
また、ダンベルは異様に物持ちが良いのも特徴で、私は20年前に買ったダンベルを未だに使っています。ダンベルはほんと一生使えますね。
後々に20kgのダンベルも買っていますが、複数持っておくと重さを調整せずに済むのでおすすめです。腕と足とでは、扱える重量も大きく変わりますので。


バーベル


「筋トレBIG3」という言葉をご存知ですか?
ベンチプレス、スクワット、デッドリフトの3つの筋トレのことです。この3つは同時に使う筋肉の数が多く、これだけでも全身を鍛えられる超メジャーな筋トレです。
この中でも、登山でよく使う筋肉を鍛えるためには、特にスクワットとデッドリフトをやると良い結果が得られます。
- バーベルスクワットをやれば、登山に必要な足の筋肉のほとんどが鍛えられます。
- デッドリフトをやれば、ハムストリングスや体幹、太ももも同時に鍛えられます。
この2つのバーベルトレーニングは、意識の高い登山者ならばやっている人も多いと思います。
バーベルは、ダンベルよりも高重量を扱いやすいため、強い登山者になりたければ近道になるでしょう。重量は後からでも追加できるので、まずは自分の体重と同じくらいを持っておくと良いです。


腹筋ローラー


登山では体幹も必要です。
その体幹の中でも重要な腹筋を鍛えられるのが、腹筋ローラーです。
「腹筋」という名称がついているので誤解されがちですが、腹筋以外にも二の腕や背中を鍛えることも出来ます。
上半身をまんべんなく鍛えてくれる、と覚えるとわかりやすいかもしれません。
ヒザをついたり色々と強度を変えやすいので、初心者から上級者までおすすめのトレーニングです。


フィットネスバイク


自転車は、登山でも有用なトレーニングです。
特に、太ももへの継続的な負荷が見込めるため、筋持久力のアップが見込めます。自転車で持久力を鍛えると、速く登ることが出来ますので、登山には最適なトレーニングです。
室内用フィットネスバイクは、実際の自転車よりかなりコンパクトで、狭いスペースでも置くことが可能です。実際に私も自分の部屋に置いていましたが、場所を全然取らないので邪魔になりません。


フィットネスバイクがある人は、タバタ式トレーニングもやってみてください。めちゃくちゃキツいですが、抜群に効果がありますよ。
タバタ式トレーニングについての解説は、以下の記事をどうぞ。


ルームランナー


ルームランナーもあると便利です。
ランニングは、体力作りや心肺機能強化と、すべての運動のベースとなるものを鍛えられます。
平日も登山をしたいと思う人は多いかもしれませんが、現実的に厳しいですし、代替案としてはやはりランニングになるのではないでしょうか?
外に出てやるランニングと違うのは、いつでも気軽に出来る、服装に気を遣わずに済む、心拍数を正確に把握できるなどです。
特に女性は、夜に一人でランニングするのは抵抗があるのではないでしょうか?
私はジョギングする時はいつも夜中ですが、女性がひとりで走っているのはあんまり見かけないですね。逆に、ジムなどでは夜中でも関係なくランニングマシーンを使っている人を見かけます。
もちろん、ウォーキングとしても有用で傾斜もつけられるタイプなら、登山のトレーニングとしても最適なのでおすすめです。時間や天候や気温に縛られないのは、ポイント高いですよね。


ハンドグリップ


おなじみハンドグリップです。
ハンドグリップは、鎖場を行く予定がある人におすすめしたい筋トレグッズです。鎖場で使う筋肉を鍛えるために使います。
握力は、前腕部を鍛えることによってつきます。
握力って、筋トレではあまり重要視されない部位なんですが、登山では実は命に直接関わるものだったりします。
というのも、妙義山などの長い鎖場では、握力を鍛えてないと腕がパンプして掴めなくなるからです。短い鎖場だったとしても、決して軽視していい部位ではないと思います。
おそらく、鎖場で遭難している方のほとんどの原因が、握力ではないでしょうか?
鎖場がある山へ行くなら、絶対に鍛えておいた方が良いです。
行く予定の山に鎖場があるかわからないのであれば、なおさら日ごろから備えておいた方が良いですね。鎖が握れなくなってしまっては手遅れですので。
鎖場を行かない人にはあまりわからない感覚だと思いますが、経験者としては、命を守るためにもぜひ鍛えておいて欲しいところです。


懸垂バー


鎖場では、懸垂ができることが望ましいです。
しかしながら、現実は懸垂が1回も出来ない登山者は多いと思います。
もし、万が一鎖場で足を滑らせてしまったとき、懸垂が一回も出来ないと復帰は絶望的です。
厳しい鎖場へ行くなら最低でも1回、できれば3回以上は出来ることが望ましいと思います。懸垂が出来るうんぬんよりも、懸垂ができるくらいの筋力があった方が安全ということです。
よく、鎖場は足を使って登るとか、岩を掴めとかっていう技術があるんですが、そういうのは条件が良い場所のみ出来る行為です。全ての場所に当てはまるものでは、決してありません。
妙義山のような厳しいレベルの鎖場では、根本的に筋力がないと話になりません。
登山では危険を回避する能力が必要ですから、やはり上半身も鍛えておくことがベターだと私は考えます。
懸垂の回数をこなせない人は、握力も足りてない人が多いでしょうから、上述のハンドグリップと併せてやるとより効果的ですね。
懸垂バーは、突っ張り棒のようにドア部分に簡単に設置できるのでおすすめです。場所を取らない上に収納する必要もないので、いつでも簡単に懸垂ができます。


本格的にやりたい方は、懸垂マシンもおすすめです。
懸垂バーと違うのは、腕を広げられる分広背筋に効かせることができるという点や、ディップスなども出来るので、トレッキングポールで使う二の腕(上腕三頭筋)のトレーニングにも最適ですね。


懸垂は、筋トレ上級者も行っているバランスの良いトレーニングですので、ぜひ取り入れてみてください。
まとめ : トレーニングにはグッズがあると便利
トレーニングには、グッズがあると便利です。
グッズを使うことで、より効率的に、より気軽にトレーニングに取り組むことができます。グッズを使って、効率の良いトレーニングをしましょう。
登山のためのトレーニングについての解説は、以下の記事をどうぞ。

