富士山の日の出時間とご来光が見えるベストな場所を詳しく解説

雲海からご来光がでてきてそれを見る登山者と

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この記事では、富士山のご来光について徹底的に解説します。

富士山のご来光が見られる時間帯は、午前四時半~五時半ごろです。吉田ルートと須走ルートはどこからでも見ることができるため、ご来光目的の登山であればこれらのルートがオススメ。

今回は、ご来光を見るのにベストな場所や日の出の位置についてもお伝えします。この記事を読めば、富士山のご来光に詳しくなれるはずです。ぜひ参考にしてください。

こんな内容でお伝えします!
この記事でわかること
  • 富士山のご来光の時間
  • ご来光を見るのにベストな場所
  • ご来光が見える登山ルート

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この記事を書いたひと
  • 登山歴10年以上で週末はいつも山なひと
  • 富士山が好きで全ルート日帰りで踏破
  • 国内最難関の表妙義縦走ルートも経験済
  • 山グッズを大量に持っており知識が豊富
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目次

ご来光が見られる場所と方角

ご来光が見られる場所と方角について解説します。

ご来光のポイント 

  • 東側から日が昇る
  • 時期によって多少ズレる
  • 成就岳付近で見るのがベスト
  • ルートによってはどこからでも見える
やますぐ

ご来光は頂上じゃなくても見られますよ!

ご来光のベストスポット

富士山のご来光が見える場所とご来光の方角
富士山のご来光が見える場所とご来光の方角(拡大できます)

ご来光が見やすい範囲を黄色のエリアで囲いました。

この黄色いエリア(久須志神社~朝日岳あたり)で見晴らしが良い場所なら、ご来光はキレイに見られるはずです。

さらに、赤い丸で囲った部分(山頂トイレ~成就岳)は特に人気の場所で、どの時期からでもほぼ真正面に太陽をとらえることができるため、ここがご来光のベストスポットになります。

ルート別の見える場所

富士山のご来光の方角
富士山のご来光の方角(拡大できます)

ご来光は頂上じゃなくても見ることができます。

体調不良や思わぬトラブルによって、頂上まで行くのが難しい場合があります。そのため、事前にご来光が見える場所を把握しておくと安心です。

地図をみてもらえるとわかりやすいんですが、吉田ルートと須走ルートは、日の出と同じ方角にあるため、どこからでもご来光を見ることができます。

ルートポイント
吉田ルートどこからでもご来光を見ることができる。
富士宮ルート新七合目以上からなら見られる場所はあるが、山頂まで行かないと方角的に少し見づらい。山開きシーズン後半(8月~9月)のほうが見やすくなる。
須走ルート樹林帯を抜ければどこからでもご来光が見られる。
御殿場ルートルート上のどこからでもご来光が見られるが、スタート時の標高が低いため、ある程度のぼったほうが見やすい。
プリンスルートご来光目的なら御殿場側からまわるのが良い。宝永山で見るのも◎

頂上でのご来光にこだわりがない場合は、吉田ルートか須走ルートが良いですね。

剣ヶ峰からも見える

富士山の剣が峰から見える景色
富士山の剣ヶ峰から見える景色

ご来光は、剣ヶ峰からも見ることができます。

ただし、剣ヶ峰は少し奥まった場所になるため、若干見づらさがあるかもしれません。上述した成就岳あたりが最前列とするなら、こちらは後部列といった感じの位置になります。

とはいえ、最高峰から見るご来光も特別なものだとおもうので、興味があるひとはぜひこちらも一考してみてください。

ご来光の時間

ご来光の時間は、時期によって異なります。

山開き期間中に、約1時間も変化しますので注意しましょう。また、富士山のご来光の時刻は、天候や季節によっても変動するため、参考程度にご確認ください。

日付日の出時刻
7月1日4時34分
7月8日4時37分
7月15日4時41分
7月22日4時46分
7月28日4時51分
8月5日4時56分
8月12日5時02分
8月19日5時07分
8月26日5時12分
9月2日5時18分
9月9日5時23分
1週間ごとの日の出時刻

遅れる場合あり

上記の表は、日の出の時刻です。

日の出とは「太陽の上辺が地平線に一致する時刻のこと」です。つまり、雲などによって地平線が見えない場合、太陽の姿が見えるのが遅れる可能性があります。

雲に隠れていれば当然姿は見えません。ご来光が見える時間帯は、「その日の大気の状態によって遅れるかも」ということは覚えておいてください。

やますぐ

辛抱強く待ちましょう!

ご来光を見るときのポイント

ご来光時は、いろいろと気を付けなければならない点があります。

ご来光を見るときのポイント 

  • 山頂までかかる時間を計算
  • ヘッドライトは必須
  • 防寒対策はしっかり
  • 落石に注意
やますぐ

夜間の登山になるので、色々と気を付けるべきことがあります

頂上までの時間を計算する

自分の泊まる山小屋から頂上までの時間を計算しておきましょう。

たとえば、吉田ルートの8合目の山小屋からは、およそ2~4時間ほどで頂上に着く場合が多いです。

登山時間は、個人の体力によって大きく変わりますので、時間には余裕をもって行動しましょう。

下記の記事では、各ルートの山小屋の7合目と8合目から頂上までのおよその時間も掲載していますので、参考にしてください。 

渋滞を考慮する

ご来光の時間帯は、八合目から頂上までとても混雑します。

そのため、「渋滞で到着時間が遅くなる」ということは考慮しておきましょう。人気の吉田ルートであれば、日中の倍の時間かかる可能性があります。

ヘッドライトは必須

暗い中歩くため、ヘッドライトは必須です。

光がないと行動できなくなるため、絶対にもっていきましょう。天気が急変することもあるため、防水のものが良いです。

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防寒対策

防寒対策もしっかりとしましょう。

富士山山頂の気温は、真冬並みです。夏であっても明け方には0度近くまで下がります。しかし、これは気温だけを考えた場合です。

もうひとつ重要なのは「体感温度」です。風の強弱によって、人間が感じる温度は大きく変わります。

体感温度は、風速1ⅿにつき約1度下がると言われています。

富士山の平均風速は約15mなので、体感温度はおよそ-15度です。風の強さは日によって大きく変わりますが、少なくとも-15度に耐えられるだけの防寒対策は用意しておきましょう。

落石に注意

ご来光時には、落石に注意しましょう。

夜間の登山になるため視界が悪く、落石を視認しにくいです。「らくせきー!」とか「らーっく!(落石の略)」とか聞こえたら、安全な場所に避難してください。

ご来光時に実際に落石で亡くなったひともいるため、心配ならヘルメットを着用しておきましょう。登山用やクライミング用のヘルメットは、落石に対しての耐久性があります。

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吉田ルートの6合目にある安全指導センターでは、ヘルメットの貸し出し(デポジット制)も行っています。

ご来光時は頂上付近で渋滞するので、落石が特に起こりやすい時間帯です。視野は広く持ち、周囲の音に対しても気を配りましょう。

また、落石は「自分が加害者になってしまう」可能性があります。

故意に石や岩を下に落とすような行為は、絶対にヤメましょう。普通に犯罪です。故意でなくても過失に問われますので、慎重に歩いてください。

下には登山者がたくさんいることを意識し、足元に注意して石や岩を落とさないよう、気を付けて歩きましょう。

事前の準備や計画が大切

この記事では、富士山のご来光について解説しました。

ご来光時はとても混雑しますので、事前の準備や計画はしっかりと行ってからいきましょう。

ご来光のポイント 

  • 頂上は渋滞しやすい
  • 成就岳あたりがベスト
  • 富士宮ルート以外は、ご来光が見やすい
  • ヘッドライトや防寒対策は必須
  • 落石には注意
この記事を書いたひと
やますぐ
30代/登山歴10年以上/ぐんま在住

地元ぐんまを中心に全国の山々を練り歩いています。

知名度よりも自分が登りたいと思った山を優先的に登っており、頂上でゆっくりするよりも弾丸的に行って帰るタイプです。

ひとが誰も来ないようなマイナーなところや、雪山や鎖場も好んで登っています。登山は夏よりも秋冬のほうが活動的。
雲海からご来光がでてきてそれを見る登山者と

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