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富士山登山でもっとも簡単!吉田ルートの6つの特徴と攻略方法!

富士山の吉田ルートの特徴と攻略方法を徹底解説します。
吉田ルートは、富士山でもっとも簡単なルートです。山小屋が豊富ではありますが、下山道にはあまりないため、トイレなどには注意が必要です。
今回は、吉田ルートを攻略するポイントについてもお伝えします。この記事を読めば、吉田ルートで頂上までのぼることができるはずです。ぜひ参考にしてください。
吉田ルートとは
吉田ルートは、富士山でもっとも人気があるルートです。
山梨県側にある「富士スバルライン五合目」からスタートするルートのことですね。
登山シーズン以外はマイカーでも行くことができるので、ここまで観光で来たことあるひともいるのではないでしょうか?
このルートは、初心者向けに作られており、多くの登山者が利用しています。山小屋が豊富という安心感からか、もっとも登山者の多いルートです。

ルートデータ

こちらは、吉田ルートの登山データです。
富士山のなかでは簡単なルートではありますが、それでも距離や標高差はかなりあります。基本的には、一泊二日でスケジュールを組むと良いでしょう。
日帰りでも行くことは可能ですが、日ごろのトレーニングなしでは困難です。
吉田ルートの特徴
吉田ルートの特徴を解説します。
基本的に、初心者に優しいルート作りになっています。
もっとも簡単
吉田ルートは、富士山の4つある登山の中で一番簡単です。
富士山の初心者向けルートとしては、「富士宮ルート」と「吉田ルート」の二つありますが、データを比較すると、以下のようになります。

あれ?富士宮のほうが簡単じゃない?
データ上は確かにそうなんですが、吉田ルートのほうが簡単です。
理由は単純で、吉田ルートは傾斜がゆるくなるように"あえて遠回りしてる"からです。
遠回りしている分距離は長くなりますが、代わりに傾斜がゆるくなっているということですね。傾斜がゆるければ余計な筋力を使わなくて済みますし、高山病対策にもなります。
ただし、普段から登山をしていれば、富士宮ルートでも十分候補になりえるルートなので、下記の記事を参考にしてルートを選んでみてください。


山小屋が豊富
吉田ルートは、山小屋がもっとも多いルートでもあります。
その数なんと17。なので、はじめてのぼるひとでも安心して登山することができます。
ルート | 山小屋の数 |
---|---|
吉田ルート | 17 |
富士宮ルート | 8 |
須走ルート | 10 |
御殿場ルート | 5 |
トイレも豊富
「山小屋が多い=トイレも多い」ということでもあります。
トイレは山小屋ごとに設置されていますので、吉田ルートであれば頻尿でも大丈夫。ただし、トイレは有料なので、小銭は100円単位で持っていきましょう。
100円~300円
下山道が別
吉田ルートは、下山道が別になっています。
動画の後半で、行きとは別のルートで帰っているのがわかるとおもいます。これが下山ルートです。
とても混雑する
吉田ルートは、とても混雑することでも有名です。
以下のグラフは、過去10年分のデータをもとに、富士山のルート別に登山者数の割合を示したものです。
特に、連休や御来光時はとても混雑するので、早め早めに行動を心がけましょう。
剣が峰が遠い


吉田ルートは、剣が峰が離れています。
富士山の最高峰のこと。3,776m地点。日本一高い場所はここ。
剣ヶ峰まで行く場合には、そのままお鉢巡りしてしまうほうが良いでしょう。
吉田ルートの攻略方法
ここでは、吉田ルートの攻略方法をお教えします。
一番気を付けるべきは「ペース」です。速く歩かないこと。これさえ守れば、吉田ルートは難なく攻略できるはずです。
6合目までが重要


吉田ルートでもっとも大事なのは、五合目~六合目までのゆるやかな区間です。
ここを軽視するひとは本当に多いのですが、かなり重要なポイントです。ここでは、とにかくゆっくり歩きましょう。周りのひとの流れに合わせてはいけません。
高度に順応したり、体を運動モードにスイッチさせるための大切な区間です。
ここをおろそかにしてしまうと、後半がかなりしんどくなります。
多くのひとがこの区間をスイスイ行ってしまいますが、序盤のペースを最後まで維持できるひとはほとんどいません。だいたいはペースオーバーです。
この区間は、「高山病にならないように」「うまく体が順応できるように」するところです。きちんと有効活用しましょう。



ペースは他のひとの半分以下でOK!
序盤にペースを抑えることができれば、後半が圧倒的に楽です。
私がはじめてのぼったときは、この方法が一番効いたとおもっています。序盤はかなりの人数に抜かれましたが、後半はごぼう抜きでした。


岩場に注意


富士山は、七合目あたりから岩場が出現します。
岩場は転倒しないように注意するのはもちろんなんですが、何よりもペースの乱れに注意してください。
階段とかもそうなんですが、足を置く場所が限られていると、大股になったりしてペースが乱れやすいです。意識してゆっくりのぼらないと、ここで呼吸がかなり乱れます。
岩場は特に前後にひとが集まりやすいので、常に他人にゆずる気持ちでゆっくりとのぼりましょう。
下山で注意するべきこと


吉田ルートは、下山道がわかれています。
地図をみてもらうとわかるんですが、右側のジグザグしているのが下山道です。吉田ルートは、行きと帰りが分かれているため、いくつか注意が必要になります。
滑りやすい
吉田ルートの下山道は、とても滑りやすいです。
硬い地面の上に砂がのっているため、非常に足がとられます。
人間が歩くときは、かかとから着地するのが普通です。しかし、足裏全体で着地することで、摩擦面積が増えて滑りにくくなります。
滑りにくくするには、トレッキングポールもかなり有効です。
トレッキングポールを使うと支点が4つになって、バランスがとりやすいです。富士山では特に、下山時に大活躍します。


また、ヒザに力を入れて体が前に出すぎないようにするのも重要です。ペースを抑制する意味でも、ヒザには力を入れ続けましょう。
足腰をしっかり鍛えておかないと、ひとによっては下山のほうが苦労します。
私は、ゾンビのように苦しみながら下山しているひとをたくさん見てきました。特に、のぼりで力を使い切ってしまうと、下山は本当に悲惨です。



下山のほうがつらいとは思わなかったー
なんて言ってるひとも見かけました。
そうならないためにも、スクワットはたくさんやっておきましょう。


山小屋がほとんどない
下山道には、山小屋はほとんどありません。
八合目以降は、七合目と六合目に公衆トイレがありますが、間隔がかなりあきます。「のぼりと違って下山はトイレが少ない」ということは頭に入れておきましょう。
道間違いに注意


下山道は、八合目で須走ルートとの分岐があります。
ここを間違うひとがたくさんいるので、注意してください。
実際の下山道では、八合目の下江戸屋の手前で分岐するので、間違わないようにしましょう。
吉田ルートは初心者向け
吉田ルートの特徴と攻略方法について解説しました。
吉田ルートは、初心者でものぼりやすいのですが、とても混雑するので覚悟が必要です。下山道は別になっており、トイレも少なくなるため、注意してください。
吉田ルートのポイント
- 山小屋が豊富
- とても混雑する
- 下山道が別
- 道間違いに注意
とにかくゆっくりとのぼることを意識すれば、登頂は難しくないルートです。さらに、成功率をあげたい方は、下の記事も参考にしてみてください。

