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富士山登山のすべてを解説!はじめ方ガイド

富士山の登山について、ルートの紹介からアクセス方法まで詳しく解説しています。
登山ルートやアクセス方法、必要な装備や山小屋の情報など、富士登山について1から詳しく説明していきます。ぜひ、参考にして挑戦してみてください。
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富士山登山ってこういうもの

富士山の登山ってどんな感じ?
富士山は、かなり観光地化が進んでいる山です。そのため、普通の登山とはいろいろと勝手が異なります。
以下に、富士山の登山がどんなものかまとめてみました。
特殊なところをピックアップしてみました。
のぼってみるとわかるんですが、普通の登山とは全然ちがいます。半分観光地のような場所ですし、性別も年齢も国籍も関係なく、"ただみんなで頂上を目指している"という独特の雰囲気です。
「登山」っていうと少し違和感があるくらいなのですが、距離も標高差もかなりあるので、立派な登山ではありますね。
富士山の登山期間



富士山っていつでものぼれるの?
富士山には、登山できる期間というものが決まっています。
例年通りであれば【7月1日~9月10日】で、2023年もこの時期になります。
この期間以外は、基本的にはのぼれないものと思っておきましょう。
登山ルート選び



どんなルートがあるの?
富士山には、以下の4つの登山ルートがあります。
上記の4つに加えて、須走ルートと御殿場ルートの複合ルートを「プリンスルート」と呼び、第5のルートとして扱われています。基本は4つです。
各ルートの特徴と難易度
各ルートの特徴と難易度は、以下の通りです。
吉田ルート | 登山時間 約10時間10分 | 【難易度】 はじめて~初心者向け | 【特徴】 はじめて行くならこのルート。山小屋が一番多く、富士山ではもっとも簡単。 |
富士宮ルート | 登山時間 約7時間50分 | 【難易度】 初心者向け | 【特徴】 頂上まで最短だが傾斜がきつめなルート。高山病になりやすいかも。 |
須走ルート | 登山時間 約10時間30分 | 【難易度】 初心者~中級者向け | 【特徴】 富士山では中難易度のルート。樹林帯を抜ければ御来光がどこからでも見られる。 |
御殿場ルート | 登山時間 約13時間30分 | 【難易度】 上級者向け | 【特徴】 完全に上級者向けのルート。初心者は絶対に行ってはいけない。吉田ルートの倍くらいある。 |
プリンスルート | 登山時間 約9時間20分 | 【難易度】 初心者向け | 【特徴】 宝永山経由で富士山の魅力が最大限味わえる。ルートを把握してないと若干迷いやすいかも。 |
初心者やはじめてのひとは、「吉田ルート」を選ぶと良いでしょう。
富士山は一泊二日のスケジュールが一般的ですが、普段から登山をしているひとは日帰りでも行けます。
ルート別の登山者
下の表は、富士山のルート別の登山者数を割合で示したものです。
初心者向けなのは「吉田ルート」と「富士宮ルート」ですが、混雑を避けたい場合は、富士宮ルートのほうが良いです。吉田ルートは圧倒的に混みます。
富士山の服装と装備



どんな服装で行けばいい?
富士山の服装は、天候や時間帯などで大きく異なります。
晴天の日中であれば、半袖Tシャツなんかでも全然のぼれます。反対に、御来光目的なら真冬並みの防寒具が必要です。



装備とか何も持ってないんだけど・・・
装備はレンタルすることも可能です。
ウェアや登山靴やリュックやカッパなど、富士山の登山に必要なものはすべてレンタルができます。
1から揃えるよりもかなり出費が抑えられるため、持っていないひとはレンタルするのがオススメです。今後、登山をするかわからないのであれば、いちいち買う必要はありません。
持っていく水の量について
持っていく水の量は、だいたい1~2リットルくらいあれば、多くのひとは足りるとおもいます。
ただ、ひとによって飲む水の量が変わるため、以下の「登山の水分計算」でチェックしてみてください。
五合目までのアクセスと山小屋
富士山登山は、普通は五合目からのぼることを指します。
そのため、多くのひとが山小屋を利用しています。
体力があれば日帰りでも行けますが、富士山の場合は「高度順応(高山病対策)」という意味合いでも一泊する方が多いです。さらに2泊でも3泊でもゆっくりとした行程にすればするほど、登頂率はアップします。
マイカー規制がある
登山期間中はマイカー規制が行われており、自家用車では五合目まで乗り入れができません。
車で行く場合には、登山者用の乗り換え駐車場などに置いて、バスやタクシーで五合目まで移動します。駅から行く場合でも、バスやタクシー移動です。
自分で行くのが面倒なひとや、1人で行くのが心配というひとは、ツアーで行くのもオススメです。
ツアーでガイドや他の登山者と一緒にのぼったりすることができます。
飛行機や新幹線で全国各地から五合目まで行くプランもあり、富士山登山の悩みはツアーでほとんど解決します。迷っている人がいたら、ぜひ検討してみてください。
山小屋
富士山には、山小屋がたくさんあります。
最近では個室のある山小屋も増えてきましたので、なるべくならそちらをオススメします。
ルート | 山小屋の数 |
---|---|
吉田ルート | 17 |
富士宮ルート | 8 |
須走ルート | 10 |
御殿場ルート | 5 |
体力とトレーニング
登頂したいのならば、事前にトレーニングはしておきましょう。
普段運動していないひとが楽にのぼれるほど、富士山は甘くありません。
一番良いトレーニングは、山にのぼることです。やはり、この方法が一番無駄がありません。
とはいえ、「気軽にできない」「やりたくない」というひともいるかとおもいます。そんなひとは、ジョギングで基礎体力をつけつつ、スクワットとカーフレイズで下半身の強化をしましょう。
知っておくべきこと
富士山は、あらゆる面で特殊な環境です。
山頂の3,776mでは、平地の3分の2程度しか酸素がありません。山頂に近づくほど、呼吸がしづらくなります。
高山病
酸素が薄い場所で一番気を付けたいのは、高山病です。個人差がありますが、標高2500mくらいから徐々になるひとが増えます。
高山病とは?
- 高所での気圧の変化に体が順応できずに起こる反応。頭痛、めまい、吐き気など、ひどい二日酔いのような症状がおこる。
高山病の一番の予防は、深呼吸をすることです。
鼻からたくさん吸い、口をすぼめつつ腹筋の力で、体の中の空気を押し出しましょう。
吸うことよりも、吐きだすことを意識するのがポイントです。
酸素を多く取り入れることで、身体が順応していきます。常に意識して、深呼吸を心がけましょう。



軽い頭痛くらいはほとんどの登山者がなっています
なので、必要以上に恐れなくても大丈夫です。高山病はかならず予兆があるので、知識さえもっておけば対処はできます。
私も毎年やんわりと頭痛になっています。悪化させなければ大丈夫なので、呼吸は大事にしましょう。
その他
山小屋は、ひとによって好みがはっきりとわかれる場所です。
どんなものかを知るため、以下の記事に一度目を通すことをオススメします。成功率をアップさせるコツについても、読んでみてください。
よくある質問
富士山のよくある質問についてまとめました。
富士登山のまとめ
富士山の登山についてまとめました。
富士山は、のぼるのは大変ではありますが、登山としてはとても挑戦しやすい環境になっています。興味があるけどのぼらないというのは、非常にもったいないです。ぜひ、人生で一度は挑戦してみて下さい。
富士登山のまとめ
- 登山期間は7月上旬~9月上旬
- 初心者や未経験者でも挑戦しやすい環境
- 五合目まではバスやタクシーへの乗り換えが必要
- 山小屋もトイレもたくさんある
- 御来光時は真冬並みの寒さ
- 高山病には要注意